霊園や香橘寺周辺に咲いている花 ショウジョウソウやツユクサなど
こんにちは。しまだ阿知ケ谷庭苑です。
10月に入りました。
今日は晴れていて日差しが強く感じる時もありますが
風が涼しく気持ちのいいお天気です。
もう真夏日のような暑さはなさそうなので
ようやく秋が訪れたという感じがします^^
霊園ではトキワネムがまだほんの少しだけ姿を見せてくれています。
繰り返し咲いてくれたトキワネムですが、あともう1回咲いてくれるかどうか…という時期なので
この姿がもしかしたら今年最後なのかもしれません。
霊園のまわりでも色々な草花が咲いています。
今日はそんな霊園の外で控えめに花を咲かせている植物たちをご紹介します。
ショウジョウソウ(猩々草)
香橘寺の墓地入り口近くに咲いているショウジョウソウ。
遠目から見た時は赤い花が咲いているのかと思いましたがよく見ると葉っぱでした!
この葉の部分は苞葉※といい、花期になると赤くなるのが特徴です。
※苞葉(ほうよう)…1つの花または花の集まりの基部にある特殊化した葉のこと
アメリカ中部からアルゼンチン原産のお花で日本には明治時代に渡来しました。
真夏の直射日光にも強く、水はけが良く日当たりの良い場所であれば自生することができます。
開花時期は7月~10月なので、この時期が見ごろだと思います^^
ちなみにショウジョウソウの名前の由来は赤くなる葉が古典書物に登場した架空の動物である猩々の髪を連想させるところからきているそうです。
ツユクサ
こちらは霊園事務所周辺や香橘寺階段近くに咲いています。
ツユクサは日本を含む東アジア原産で鮮やかな青い花びらが特徴です。
繁殖力も高く他の植物を覆ってしまうほどなので雑草として扱われます。
早朝に開花して午後にはしぼんでしまうそう。
(写真は午前中に撮影したものです)
青い花びら2枚だけかと思いきや黄色の雄しべの下に白い花びらが1枚あります。
ツユクサの黄色い雄しべは、X字型雄しべが3本、Y字型雄しべが1本、O字型雄しべ2本の6本で、その中心にひときわ長く
ひょろっと出ている白いひげのようなものが雌しべです。
1つの花で3種類の雄しべがあるのは面白いですね^^
ツユクサの名前の由来は朝に咲いて午後にはその花が閉じてしまう儚さから朝露を連想されるとして名付けられたそうです。(諸説あり)
午前中の花が咲いているときにぜひご覧になってみて下さい。
霊園内や香橘寺に咲いている彼岸花もそろそろ開花時期が終わろうとしています。
今は季節の変わり目が感じやすい時期かもしれません。
ご見学がてら霊園や香橘寺周辺に咲いている植物たちにも注目してみて下さいね^^
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